2023年6月10日、テニス全仏オープンで優勝した小田凱人(おだときと)選手。
車いすテニス界の絶対王者・国枝慎吾さんの後継者と呼ばれています。
17歳での優勝は史上最年少!
今回は、まだ10代の小田凱人選手を支えるご家族について調査しました。
なんと、弟様も表彰されるほど優秀な選手でした!
【小田凱人】グランドスラム初優勝
テニス全仏オープン:男子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、世界ランキング2位の小田凱人選手が、世界ランキング1位のA・ヒューエット選手(イギリス)を6-1、6-4のストレートで破り見事優勝。
グランドスラム初優勝&史上最年少での世界ランク1位が確定!
対戦相手のA・ヒューエット選手のもつ最年少記録20歳1ヶ月を大幅に更新する快挙を成し遂げました。
試合後小田選手は、
「色々な思いがこみ上げましたし、最高の一日でした!」
とコメントしています。
今年、車いすテニス界の絶対王者・国枝慎吾さんが引退。
出国前には、全仏オープンと同じクレーコートで国枝さんと汗を流し、「考えすぎなくていい」とアドバイスをもらった小田選手。雑念が消え、チェアワークと強打の徹底に集中できたそうです!
【小田凱人】家族構成は?
小田凱人選手は父・母・姉・弟の5人家族です。
両親がつけた名前の由来
凱人(ときと)というお名前は、とても珍しくかっこいいですよね。
ご両親がパリの名所である凱旋門(がいせんもん)をイメージし、「勝ちどきを上げる」意味から名付けたそうです。
凱旋門
軍事的勝利をもたらした将軍や軍隊が凱旋式を行うために作られた戦勝アーチ。
フランスのシャンゼリゼ通りにあるエトワール凱旋門が有名。
凱人選手にぴったりの由来で、全仏オープン優勝にふさわしい名前ですね。
今後の目標をインタビューで聞かれた際も、
「パリパラリンピックの金メダル。名前の「ときと」は、パリの象徴である凱旋門の「凱」を使っていますし、パリに縁を感じるというか……。金メダルを胸に、凱旋できたら嬉しいです!」
パラサポWEB
と話していました。
ご両親
職業は元スポーツ選手?
詳しい情報はありませんが、
①「勝ちどきを上げる」意味で凱人と名付けていることから、元々ご両親もスポーツなど勝負の世界を経験していて、勝負の世界で活躍してほしい想いがあったのではないでしょうか。
過去のインタビューでは、
ー ご両親やサポートをしてくれる皆さんにメッセージをお願いします。
ノエビアグリーン財団ホームページより
「家族や友人、日頃からサポートしてくださっている関係者の皆さまの応援があるからこそ、競技に打ち込み、楽しくプレーできています。
自分ができる最大限の恩返しは“勝つこと”。感謝の気持ちだけではなく、結果を出すことで恩返ししたい。」
名は体を表すと言いますが、ご両親へのメッセージにも「結果を出すことで恩返ししたい」とコメントしています。
②小田凱人選手は元々プロサッカー選手を目指していました。
抜群の運動神経をコーチから絶賛されていたので、親御様の運動神経が遺伝しているのかもしれません。
日常生活から世界大会遠征までテニスに専念できているのは、ご両親のサポートがあったからこそ。
きっと素敵なご両親なのでしょう。
兄弟
小田凱人選手には、お姉様と弟様がいます。
弟様は桃次郎くんという名前です!(2022年10月現在12歳)
自宅の土間に卓球台がある小田家。日常生活では立って生活するように心がけているとのこと。
卓球はテーブルテニスと言われており、相手の崩し方を学べるそうです。
「コロナ禍は家にいる時間が長かったので、弟とかみんなでやってました。」
桃次郎くんはお兄様の小田選手のことを誇りに思っており、
「(兄を)学校とかで自慢してます。
新聞に載ったら持って行って同級生に見せたりしています。」
小田選手が面倒見の良いお兄さんなのが伝わりますね!
弟・桃次郎がサッカーで表彰
2023年2月25日、愛知県一宮市のスポーツ表彰式に凱人選手と桃次郎くんが揃って表彰されていたことが分かりました。
桃次郎選手はFCフェルボール愛知U12所属で、
「JA全農杯全国小学生サッカー大会in東海」で優勝!
凱人選手がNECマスターズ史上最年少優勝をしたため、兄弟で表彰されたとのことです!
弟様もスポーツ万能で素晴らしい選手だなんて…スポーツ一家であることがわかりました。
小田兄弟の活躍が楽しみですね!
※お姉様の詳しい情報は見つかりませんでした。
(分かり次第追記します。)
【小田凱人】wiki経歴プロフィール
生年月日:2006年5月8日(17歳)
身長:175㎝
出身:愛知県一宮市
趣味:ギター・スニーカー収集・格闘技番組・イラストを描く
所属:東海理化(トヨタ自動車系部品メーカー)
出身校
出身小学校:一宮市立瀬部小学校
出身中学校:一宮市立西成中学校
出身高校:N高校(通信制課程)
主な経歴
2020年2月 世界ジュニアマスターズシングルス・ダブルス優勝
2021年4月 世界ジュニアランキング1位(14歳11か月18日は史上最年少)
2021年10月 世界国別対抗戦パリバワールドチームカップジュニア(団体戦)優勝
2022年4月 プロに転向(当時15歳)
2022年5月 世界国別対抗戦パリバワールドチームカップ出場
(国枝慎吾、小田凱人、眞田卓、三木拓也)
2022年5月 全仏オープン初出場
2023年1月 全豪オープンで四大大会決勝に初進出
9歳のとき骨肉腫と診断される
靴下も履けないほどの足の痛みを感じて病院へ行き、左股関節の「骨肉腫」と診断された小田選手。
「病気というものが何なのかもよく分かりませんでした。
ただ、ずっとやっていたサッカーができなくなる。普通の生活ができなくなるという思いでした」
手術の後、転院したリハビリの病院で
「スポーツが好きならパラスポーツというものがあるよ」
と主治医に薦められ、スポーツ体験会に参加したのが車いすテニスとの出会い。
国枝慎吾選手がきっかけ
左脚の股関節と大腿骨の一部を切除し、人工関節に置き換える手術を経て、車いすでの生活がスタート。
そして、ロンドンパラリンピックに出場していた国枝慎吾選手をテレビで見て感動し、車いすテニスを始めます。
「普段使用しているものとは違いスピードが出る。何よりとにかく楽しくて、風を感じれて気持ち良かった」
地元の「岐阜インターナショナルテニスクラブ」へ
車いすテニス専用はないものの、ハードコートとジュニア育成コースがあり、恵まれた施設でジュニア選手たちと一緒に練習できることに。
「天性の運動神経」「向上心と観察眼」「見て考えて実践する力」「左利き」で、一気に実力を伸ばしていきます。
ジュニア選手たちと一緒に過ごすことで、競技者を目指す同世代の少年たちがどれほど真剣にテニスに打ち込んでいるかを見れる環境が整っていました。
高校はご両親とも相談して通信制に進み、15歳でプロ入り。
テニスに専念できる環境で、ますます飛躍されるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
名前の由来から、恐らくスポーツマンシップのあるご両親と、自慢の兄と慕う弟様、お姉様に囲まれて育った小田凱人選手。
まだ17歳という若さなので、これから数々の世界大会で活躍されると思います!
国枝慎吾さんのような、子供たちの憧れの選手になりそうですね^^